エスコラピオス会400周年
エスコラピオス修道会 400周年記念
教皇、エスコラピオス修道会400年にメッセージ
教皇フランシスコは、今年誕生4百年を迎えるエスコラピオス修道会にメッセージをおくられた。
エスコラピオス修道会は、聖ヨセフ・カラサンス(1557-1648)によって創立された修道会で、キリスト教の精神に基いた青少年への教育を通し、より良い社会に奉仕することを目的としている。
スペイン生まれの聖ヨセフ・カラサンスは、1597年、ローマで貧しい子どもたちに無償で教育を施すための学校「スコラ・ピア」を開いた。教育を受けられる人々が限られていた時代、無月謝の学校はヨーロッパで初めてであり、聖ヨセフ・カラサンスとその修道会の活動は、人間の成長と社会の成熟のための教育の重要性を認識し、教育の機会の平等化を目指す近代教育の先駆けとなった。
このメッセージで教皇は、エスコラピオス修道会の創立400年、および聖ヨセフ・カラサンス列聖250年を今年迎えるに当たり、関係者らに励ましと祝福をおくられた。
教皇は、聖ヨセフ・カラサンスによって始められた「スコラ・ピア」の教育活動は、1617年、パウロ5世のもとに正式に修道会という形をとったが、それは、恵まれない子どもたちをはじめとする青少年らの教育に特化した最初の修道会であったと回想。
「スコラ・ピア」の「開かれた、外に出て行く」精神によって、その活動がイタリア各地から、ヨーロッパ諸国、そして世界へと広がっていったことを思い起こされた。
教皇はこの記念の年を、エスコラピオス修道会の新しい聖霊降臨として生き、聖霊に満たされて、会の使命に励み、あらゆる言語・場所・文化のもとに、福音の解放する救いの力を輝かせるよう、会員らを勇気付けられた。
同修道会は、1950年に来日し、教育事業や、小教区での司牧などに奉仕している。
バチカン教皇庁特命全権大使による記念ミサ
駐日バチカン教皇庁特命全権大使 ジョゼフ・チェノットゥ大司教が2016年12月22日(金)、来校してくださいました。
学校法人エスコラピオス学園 海星中学校・高等学校の母体となっているエスコラピオス修道会の創立400周年、また、創立者 聖ヨセフ・カラサンス列聖250周年を記念して、本校のクリスマスミサのために、大司教さまにお越しいただきました。
厳粛な雰囲気の中、駐日バチカン教皇庁特命全権大使ジョゼフ・チェノットゥ大司教さまの司式で、ミサに与りました。